タバコガとオオタバコガ
(Helicoverpa assulta & Helicoverpa armigera)

  



タバコガ(写真左) (cat.3475) 05.8.12 神奈川県相模原市 開張30mm

ヤガ科タバコガ亜科に属する。食草はピーマンやタバコを中心としたナス科植物への嗜好性が強い。作物害虫として知られるが近年はオオタバコガより、発生数は少ない。もちろんその食性ゆえ、畑のそばなどで採集されることが多い。全国的に普通種で、7月〜10月頃に出現する。色彩、斑紋は若干の変異は認められるもののオオタバコガよりは比較的安定している。

オオタバコガ(写真右) (cat.3474) 05.11.25 神奈川県相模原市 開張32mm

トマトやナス、ピーマン、キュウリ、エンドウ、オクラ、スイカ、イチゴ、レタス、キャベツなど数々の野菜を食害し、イネ科のトウモロコシやマメ科のエンドウやインゲン、バラやカーネーションなどにまで被害は及ぶ。その豊かな食草ゆえ、個体数は比較的多い。タバコガよりも発生期は長く、8〜9月に多いとされるが5月〜11月までに及ぶ。上に図示した個体も11月下旬の採集個体である。前翅、後翅とも変異があり、特に色彩は変異が多い。薄い個体も多いが、上に図示した個体はやや黒化型である。両種とも生態では目が緑色をしている。

比較ポイント

 
図1:左 タバコガ 右 オオタバコガ

[前翅]

[後翅]
 青色で囲ったように、黒色部がオオタバコガのほうが広く、横脈上が黒くなる事が多いが、変異がある。

[開張]
 タバコガ 29mm〜35mm。オオタバコガ 30mm〜36mm。

[体色]
 翅を含め、全体的にタバコガは黄色っぽく、特に後翅が黄色い。オオタバコガは色の薄い個体や黒っぽい個体がいるが、タバコガのような黄色にはならない印象。

参考


裏面比較図



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