スジモンフユシャクとシロオビフユシャク
(Alsophiloides acroama & Alsophila japonensis)

スジモンフユシャク(写真左)(cat.2154) 07.2.17 神奈川県清川村札掛 開張28mm
関東から近畿の低山地で2月下旬から3月上旬に出現する。食草は現状モミしか報告はなく単食性となる。そのためか、あまり多くない。分布もモミ林に依存する。丹沢札掛は多産地として有名であり、ピーク時に行けば多くの個体に出会える。モミがあれば低地でも得られるようで、最近では八王子市のとある公園でも確認されている。
シロオビフユシャク(写真右)(cat.2152) 05.12.23 神奈川県丹沢 開張30mm
山地にも平地にも全国的に産する普通種。発生は寒冷地や山地のほうが若干早く、10月頃から発生する個体もあるらしい。平地や低山地では年末から2月にかけてみられる。大きさは変異に富み、開張30mm前後を最小として開張40mm弱ほどのものがいる。山地に産する個体は小さいものが多い傾向にある。多数の食草が知られており、採集において困難な種ではない。
比較ポイント

左:スジモンフユシャク 右:シロオビフユシャク
[前翅]
- スジモンは全体的に赤褐色だが、シロオビには赤みがない。
- 赤線で示した前翅後角のカーブがスジモンでは緩やかで角はないが、シロオビでは角張る。
- 青線で示した外横線はスジモンでは外縁と平行に走るが、シロオビでは若干内側にカーブする。
- 一般的にシロオビのほうが大きい個体が多いが、個体差があり小さいシロオビフユシャクもいる。故に大きさでは決められない。
- 上でも述べたようにスジモンはモミ林に産する蛾なので、周辺にモミがない場合はスジモンの可能性は薄くなる。
参考

スジモンフユシャク 07.2.16 神奈川県清川村札掛(画像提供:一寸野虫さん)

スジモンフユシャク 07.2.17 神奈川県清川村札掛

シロオビフユシャク 05.12.23 神奈川県丹沢
図鑑トップへ戻る