オオバトガリバ とホソトガリバ
(Tethea ampliata ampliata & Tethea octogesima octogesima)

オオバトガリバ(写真左)(cat.2125) 06.5.28 神奈川県相模原市 開張44mm
6月から7月頃に発生する、やや大型のトガリバの仲間。全国の平地・山地に普通。変異は多少あるがほとんど安定している。食草はクヌギが知られており、採集は容易である。
ホソトガリバ(写真右)(cat.2126) 06.6.25 埼玉県吉田 開張44mm
全国的に普通種だがオオバトガリバほど多くはない。5月から8月まで発生。幼虫の食草はクヌギである。
比較ポイント

左:オオバトガリバ 右:ホソトガリバ
[前翅]
- 青線で示した翅幅が「名は体を表す」という言葉通りオオバトガリバは広く、ホソトガリバは狭い。
- 緑矢印で示した腎状紋の内側底部に現れる黒色部がホソトガリバのほうが強く出ることが多い。オオバトガリバはこの黒色部が消失したり、細くなったりと変異があるが、ホソトガリバに関しては比較的安定している。
- 赤線で囲った眼状紋はオオバトガリバでは小さく腎状紋により近づいている個体が多く、ほとんど消失してしまう個体もある。それに対してホソトガリバはオオバトガリバのそれより大きく、ほぼ正円を成す。腎状紋から離れた位置にあるものと、ほとんどくっついてしまうものと、その眼状紋の位置には変異が多少あるようだ。
- 黄色線で示した横線は、ホソトガリバのほうがより強く屈曲する。
[色]
両種とも同じような色合いだが、ホソトガリバのほうが斑紋が濃い個体が多い。
[開張]
両種ともに40mmから大きいモノで48mmほどになるが、寒冷地になるほど小さい個体も現れるよう。
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