ウリキンウワバとモモイロキンウワバ
(Anadevidia peponis & Anadevidia hebetata)
ウリキンウワバ(写真左)(cat.4170)2005.8.12 神奈川県相模原市
ウリ科:ヘチマ、ヒョウタン、カボチャ、カラスウリ、ゴマノハグサ科:キリ、トウダイグサ科:ヤマアイ、シソ科:オドリコソウ、セイヨウヤマハッカ、アブラナ科:チンゲンサイ、ターサイ、スイカズラ科:ハマニンドウ、フジウツギ科:トウフジウツギ、ウリ科:ユウガオ、キュウリ、メロンと、とにかく多くの食草の報告がある農作物の害虫である。畑が近くにある場所ではよく見られる。成虫は7月から10月に渡って見られ、本州ではド普通種である。和名はホストの一つであるウリを表すものと思われる。
モモイロキンウワバ(写真右)(cat.4169) 2009.6.20 長野県塩尻市高ボッチ温泉
南方系で主に本州・九州の山地で得られる種で、6月から9月に発生する。神奈川県では数例記録があるのみで少ない。
標本比較

[翅]
- 各横線がウリでは不明瞭に対してモモイロでは明瞭。赤線で示したように特に外横線が分かりやすい。
- 前翅の色はモモイロではその名の通り、強い桃色を成す。

標本を並べて撮影。
生態写真
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