トビモンオオエダシャクとチャオビトビモンエダシャク
(Biston robustus robustus & Biston strataria hasegawai)

トビモンオオエダシャク(写真左)オス(cat.2840) 06.3.21 埼玉県吉田 開張62mm
3月〜4月に出現する大型のシャクガで、屋久島以北亜種と奄美以南亜種にわけられる。ここで図示した個体は屋久島以北亜種となる。全国の平地や山地に多産し、灯火に飛来するがメスは集光性があまりないようで採集しにくい。ブナ科、ニレ科、バラ科、マメ科、ニシキギ科、カエデ科、ツバキ科、ミズキ科、モクセイ科、スイカズラ科など、かなり多食性で幼虫もよく発見される。大きさはメスのほうが大きく、斑紋・色彩は変異に富む。
チャオビトビモンエダシャク(写真右)メス(cat.2836) 95.4.8 山梨県 開張51mm 標本提供:がいすと氏
北海道と本州の山地などに産する春の大型種。比較的少ない種で、若干寒冷地性なのだが最近では広島県呉市灰ヶ峰公園でも確認されている。♂の触角は櫛歯状で、♀は糸状。食草は分かってない。
比較ポイント

左:トビモンオオエダシャク 右:チャオビトビモンエダシャク
[前翅]
- 赤線で示した中横線はチャオビでは屈曲せず外横線に近づきながらゆるやかに走るが、トビモンオオでは波状に曲がる。この中横線が薄くなる個体もいる。両種とも外横線と内横線の間が白っぽくなるが、トビモンオオでは変異が強く、白くならない個体もいる。
- 青矢印で示した後翅が、チャオビではトビモンオオよりも薄くなる。後翅外横線の走り方も異なり、内横線もチャオビでは、やや真っ直ぐに走る。
- 緑矢印で示した頭部の回りの毛がトビモンオオでは真っ白になり、チャオビにはそれがない。
- 黄色↓で示した後翅内横線はチャオビでは直線的
[開張]
トビモンオオエダシャク:オス50mm〜70mm メス80mm前後 チャオビトビモンエダシャク:50mm前後
参考
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