タバコガとオオタバコガ
(Helicoverpa assulta & Helicoverpa armigera)
この2種はナス科などの農作物を食すため農業害虫として有名である。
タバコガ (cat.3475)(2-076-17,18)
ヤガ科タバコガ亜科に属する。食草はピーマンやタバコを中心としたナス科植物への嗜好性が強い。全国的に普通種で、作物害虫として知られるが近年はオオタバコガより発生数は少ない。もちろんその食性ゆえ、畑のそばなどで採集されることが多い。7月〜10月頃に出現する。色彩、斑紋は若干の変異は認められるもののオオタバコガよりは比較的安定している。前翅が黄褐色、後翅黄色、前翅亜外縁線がM3脈以下で鋸歯状に屈曲する事で次種と比較できる。

オオタバコガ(cat.3474)(2-076-15,16)
トマトやナス、ピーマン、キュウリ、エンドウ、オクラ、スイカ、イチゴ、レタス、キャベツなど数々の野菜を食害し、イネ科のトウモロコシやマメ科のエンドウやインゲン、バラやカーネーションなどにまで被害は及ぶ。故に個体数は比較的多く、畑のそばはもちろん住宅街でも容易に得られる。タバコガよりも発生期は長く、8〜9月に多いとされるが5月〜11月までに及ぶ。前翅、後翅とも変異があり、特に色彩は変異が多い。昼間に花の蜜を吸いに訪れる。
特徴と比較ポイント

ポインタで画像に触れて下さい。
- ピンクの線で示した前翅亜外縁線はタバコガではM3脈以下で強く鋸歯状に屈曲する
- 青矢印で示した後翅はタバコガでは黄色で黒色部も小さい。オオタバコガでは黒色部は広く、基部が白色及び黄白色となる
参考

タバコガ 11.08.27 神奈川県愛甲郡愛川町

オオタバコガ 10.09.19 神奈川県平塚市

オオタバコガ 05.10.02 神奈川県相模原市

オオタバコガ卵
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