アカハラゴマダラヒトリとキハラゴマダラヒトリ
(Spilosoma punctarium & Spilosoma lubricipedum sangaicum)


アカハラゴマダラヒトリ(写真左)(cat.3321)
[春型]06.5.6 神奈川県城山町 開張40mm
[夏型]すみません。。。準備不足です
全国的に普通種。出現期は春から夏にかけて年2〜3化する。幼虫はクワやサクラなど多数の食草がある。前翅の斑紋には変異があり、一般的に春型のものは黒点が少なく、完全に消失してしまう個体もある。逆に夏型は黒点が多く現れる傾向にある。大きさは夏型のものが春型よりも大きい事が多い。オス・メスは触角で見分ける事ができ、オスは櫛歯状になるのに対しメスは糸状である。
キハラゴマダラヒトリ(写真右)(cat.3322)
[春型]05.5.31 神奈川県海老名市 開張39mm
[夏型]06.8.15 神奈川県相模原市 開張34mm
前種と同じく全国的に普通種で、出現期も食草もほぼ同じ。本種も斑紋には変異があり、やはり春のものは黒点が少ない傾向にあり、夏のものは黒点が多い。全種と住み分けをしているという話もあるが混生する場所もあり、生活史は比較的似ているようだ。この仲間は少し触ると死んだふりをする。
比較ポイント

左:アカハラゴマダラヒトリ 右:キハラゴマダラヒトリ
[腹部・前脚]
- 赤矢印で示した腹部背面の色がアカハラでは赤く、キハラでは黄色くなる。だが、ごく少数ではあろうが腹の黄色いアカハラや腹の赤いキハラが存在するようで、腹部だけでは種を判断できない事になる。両種ともに前脚の付け根が、それぞれ赤色・黄色になるので、腹部に加え前脚も確認し、周囲の発生状況も加えて判断することが必要かもしれない。
私はそのような個体を見たことがないため、もし発見されたらご一報いただきたいです。
[前翅]
- アカハラゴマダラヒトリは翅が純白であるが、キハラゴマダラヒトリでは若干黄色みを帯びる。
[斑紋]
両種とも、黒点の多さは上で述べた通り変異があるため、そこだけでは判断できない。
[開張]
両種ともに30mmから40mmで、夏型の方が小さい事が多い。オスとメスではメスのほうがやや大きい。
[雌雄]

上でも述べたが、オスは櫛歯状になるのに対しメスは糸状になることで区別できる。
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