2007年12月8日の記録
12/8に、フユシャクのヒメクロオビフユナミシャクとの出会いを求めて夜の
山中へと出かけました。月は新月で、しかも曇り。蛾日和でよい感じです♪
今回の捜索メンバーは一寸野虫さん、DX-9さん、真神ゆ(私)の3名です。
ヒメクロオビフユナミシャクはイヌブナなどを食草とします。
あれこれ調査した結果、八王子の山中にイヌブナがたくさんあり、そこを狙
うことにしました。
とはいえ車ではポイント近くまで行くことができず、徒歩であります。
しかもヒメクロオビフユナミシャクの成虫が活動するのは1週間程度の短期
間。
今年は地球温暖化の影響か、例年より大幅に遅れて活動を開始する蛾が多く、
12/8というのは賭けでした。タイミングをはずせば、また来年♪宿題しろよ、
歯を磨けよ!ということになります。
今回は車の入れない山中ということで、登山道にはちょびちょび灯りはあるも
のの、念には念を入れて簡易のライトトラップもしかけてみました。
真っ暗な山中で、がさがさ落ち葉をかき分ける音がします。
道の先に、ライトで怪しく光るケモノの目。
最初はタヌキかと思いましたが、走り方がネコでした。
でも暗闇に光る目は、ちょっぴりドキドキものであります。オットォ!(・oノ)ノ
やがて夜闇のなかをフユシャクがちらちらと飛び交いはじめ、
うち1頭がライトトラップに惹かれて降りてきました。
事前にインプットしておいたヒメクロオビのデータと照合。

ほぼ間違いなくヒメクロオビと判定!
無事にヒメクロオビフユナミシャクと出会うことができました。。o@(^-^)@o。
ニコッ♪
さぁ、こうなったら次なる目標はメスであります。
フユシャクのメスは翅が退化していて飛べませんが、
ヒメクロオビのメスはそんなフユシャクのメスのなかで
飛べないながらもかなり立派な翅をもっているのであります。
登山道を歩きながら探すも、メスの姿はなし。
飛ばないだけに、オスをさがすよりずっとムズカシいであります。
暗闇の山中でライトを片手に道脇の下草をしげしげと覗き込みながら歩く超
あやしい3人組。
ところが、やがて外灯のある別の登山道に出ると、なんとその灯の下にメス
が歩いているのを発見!

イタ━━━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━━━!!!!(お約束
♪)
この日出会えたのは、ヒメクロオビのオスが7頭、メス1頭、
アキカバナミシャクが1頭、そのほかカニムシ1匹、そしてカマドウマ
多数でありました。
その後雨が降り始めましたが、目的を十二分に達成できたので意気揚々と下
山いたしました♪ 文:真神ゆさん
採集地
東京都八王子市
採集・確認個体[蛾]
・ヒメクロオビフユナミシャク♂♀
・アキカバナミシャク
・アオバハガタヨトウ
採集・確認個体[蝶]
なし
その他・昆虫
カニムシの一種
カマドウマの一種
などなど
写真

ヒメクロオビフユナミシャク♂ :長い間クロオビフユナミシャクと混同されていた種。分布はブナ林に依存する。

アキカバナミシャク :晩秋に出現するカバナミシャクの仲間。

アオバハガタヨトウ :緑色の鱗粉を持つ美しい秋の蛾。全国的に普通種。

カニムシの一種 :いつも冬場にスギの樹皮剥がしで見つかるのとは違うタイプです。。

ニホンヒメフナムシ :森林の落葉の下に生息している、ダンゴムシ・ワラジムシと同じ等脚目。
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