Species name Plusia festucae (Linnaeus, 1758) イネキンウワバ,Cat.4145
Geographical range ユーラシア種の一つ. 北海道の標本は, 前翅やや濃色で,後翅の縁毛が常にピンク色を帯び, 前翅開張もほぼ安定しており (約32mm), ヨーロッパの標本と比較的似ている. これに対し, 本州中央部以西では, 前翅は黄色味が強く, 後翅縁毛はピンク色を帯びない個体も多く, 5月に出現する1化の標本 (開張32-38mm)と7月以降に出現する2化の標本 (開張21-30mm)の差異がはげしく, 北海道のものと別種とされたこともあった, しかし♂♀交尾器の差異は認めがたく, 北海道南部から東北地方に至る地域の標本を通覧しても, 明確に2群に分離することは困難である. 従って本図鑑では, これら一連の標本を1種として扱うことにする. なお日本を基産地とする種群名 japonibia (Bryk)は横浜産の1化の標本に, 同じくyokohamae (Bryk) は2化の標本に対して与えられたものである(syn.n.). 翅表中央の斑紋の連接した型は本種にもしばしば現れ, 次種との識別に用いることはできない. 西日本では四国, 九州, 対馬に分布する. 日本の周辺にも沿海州, サハリン, 千島, カムチャツカにわたって分布し, 多くのtaxaが命名されている (Lempke,1966). Hampson (1913) 以来, 日本産の本種に慣用された学名  festata Graeserは誤同定である. 次種の項参照.
Distribution map
Identification
Biology 幼生期はヨーロッパでよく知られ, 水辺のイネ科,単子葉植物につくことが報告されており, 日本ではイネ, ヒエ, アマ, ガマ, イグサ, カキツバタなどのほか, キャベツの加害例も知られる. 越冬態は幼虫であるという.
Japan Honshu
Japan Honshu
Japan
Hokkaido
 Male
Genitalia
Referenses