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開張♂24mm,♀34-39mm.同属のM.neustria(Linmeus,1758)オビカレハに似ているが,前翅の翅頂とM1脈とR5脈の外縁が突出すること(特に♀では顕著),前翅の内横線はオビカレハではやや湾曲するが,本種ではほぽまっすぐであること,雄交尾器のエデアグスはより細く長いことなどで簡単に区別できる.検した個体の両翅の地色はすべて茶褐色であった.オビカレハでは黄褐色から茶褐色までいろいろな変異があることが知られているが,本種ではそのような顕著な変異はないようである.本種は当初,中国の広東省からオビカレハの亜種としてMell(1938)によって記載されたが,Lajonquiere(1972)によって♂交尾器や翅形の違いから種のランクに昇格された..
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