Species name Saptha divitiosa Walker, 1864 イヌビワオオハマキモドキ, Cat.1096
Geographical range Taiwan, Philippines, India, Moruccus, Bismark Is., New Guinea, Australia, Japan (Ishigaki Is, Iriomote Is)
我が国では
, 八重山諸島 (石垣島, 西表島) と尖閣諸島 (魚釣島) に分布し, 春から夏にかけて普通である. 国外では台湾, フィリピン, インド, モルッカ, ビスマルク, ニューギニア, オーストラリアなど分布は極めて広い.
Distribution map
Identification

開張18-20mm. 胸背, 前翅は緑色に輝いた条紋をもつ大型美麗種. ♂♀の図示個体およびPlate 239:3,4の図に見られるように, ♂♀で翅型が異なる. ♂交尾器 (Plate 254: 6) を図示する.

Saptha属の下唇鬚は中庸の長さで, 上方にゆるく曲がり, 毛束はない. 脈相は, 前翅では脈は全て分離し, 後翅ではM3CuA1は共通の柄をもつ. ♂交尾器のuncus, socius, gnathosは発達せず, valvaは単純であるが, 時にsacculus cucullus が突出する種がある.熱帯に種が多く, 中・大型で, 前翅にいわゆる玉虫色に輝く横帯をもつ種が多い.

Biology 本種を含めて, Saptha 属の生活史はこれまで未知であったが, 本種は八重山諸島では5月にオオバイヌビワの葉面に幼虫が巣を張っているのを各地で見た
Japan
Iriomote Is.
References