Species name (MJ No.) |
Catocala fraxini (Linnaeus, 1758) |
|||
Geographical range | Russia (European part, Ural Siberia, Far East Russia, Primorye, Khabarovsk,
Amur, Sakhalin), Central Asia, Turkey, China (From N.E. to Tibet), Korea,
Japan (Hokkaido, Honshu, Shikoku) ユーラシア種. 北海道および本州中部以北の山地では稀でない. 中国山脈 (広島県北部まで) と四国の高地 (徳島県西祖谷山村) にも分布するが, 九州からは未知. 日本の近隣では中国や沿海州にも別の亜種を産する. |
|||
Distribution map |
|
採集記録 | ||
Biology | 幼虫はヤマナラシ, 栽植のポプラから見出されている. | |||
Flying season | 8月下旬から10月まで見られる. | |||
Remark |
Catocala 中, 後翅に紫青色の横帯を表す唯一の種. 北アメリカに分布する近縁種 C. relicta Walker では, この帯は白色, 日本の標本は亜種 jezoensis Matsumuraと命名されており, 原名亜種よりやや大型. 属 Catocala は, 北半球温帯に約200種を産し, その約1/2は新大陸産である. 赤色系の後翅をもつベニシタバ類は内陸の乾燥地によく分化し, 黄色の後翅をもつキシタバ類は湿潤な落葉林に繁栄する. すべて年1化, 卵越冬. 日本産は29種. 朝鮮, 沿海州, 中国, 台湾にも多数の特産種を産する. この属の種分化や生態についてはSargent (1976) の著書がある. |
|||
Japan Honshu |
|
|||
Japan Honshu |
|
|||
Japan Honshu |
|
|||
Male genitalia |
|
|||
References |