Species name
Acronicta (Triaena) cuspis (Hubner, 1813) オオホソバケンモン,Cat.3434
Taxonomy   
Geographical range ユーラシア種. 東北アジアでは沿海州, サハリン, 千島に分布. 日本では北海道に普通, 本州では近縁の4種のうち, もっとも山地性の種であって, 中部以北ではまれでない. 四国の産否は確認を要する.九州には記録がない.
Distribution map 
Biology 幼虫はヨーロッバでは古くから知られ, ハンノキ属(Alnus)を食樹とし, 日本でもヤマハンノキで得られている. 背面は幅広く黄色を呈し, 周知のintermedia の幼虫とは異なっている.
Flying season 本州では6-9, 北海道でも 6-8月に採集され, 少なくとも本州では年2化の可能性があるが,定かでない.
Remark

開張40-46mm. 前翅翅型は変異があるが, ♂ではやや幅せまく, 翅頂部は他種よりも突出する傾向があり, ♀では一般に幅広く, 短い. 翅表は銀灰色ないし灰白色をおびる. 翅底の黒色条は, 2種に比してやや肥大する傾向がある. 後縁角付近で外横線の下端と翅脈に沿う短条が交差して作る十字形紋(dagger-mark)も太目で, 2種のように繊細でない. 後翅は♂でも暗い灰黄色, 白色を呈することはない. ♀では一般にいっそう暗色である.  ♂交尾器では, valva腹縁のharpe-complexの腹方の板は, 特に右側で基部幅広く強壮, その形状には変異も多いが, 背方に分岐する枝とは広い角をなして開く .Juxta はややintermedia に似る.

Japan
Japan
Japan
Male genitalia 
 Female genitalia
References