Species name
Xanthodes albago (Fabricius, 1794) アオイガ,Cat.4115
Taxonomy
Geographical range 地中海沿岸からアフリカ, インド, 東南アジア, 台湾に分布. 日本では石垣島で採集された1標本を見ているが, 土着性は疑問である.
Distribution map
Biology
Flying season

Remark

前翅は淡黄色. ♂では腎状紋の黒環は明瞭. ♀ではその付近から外縁に向けて褐色影を表わす. 後翅も♀では暗色を帯びる. 慣用された種名 X. malvae (Esper) は表記名称の異名であるという (Nye, 1975). 幼虫は Abutilon などアオイ科の植物につき, 和名はこれに由来する.

Xanthodes は旧熱帯に約10種を産し, Hibiscus などアオイ科植物と結合している. 前翅の retinaculum は棒状で, その故にHampson (1912)の検索表では Chloephorinae に含められるが, 近縁関係はなく, 本図鑑では本亜科の末尾に暫定的に置かれる. 幼虫は第3, 4腹節に腹脚を欠くセミルーパーで, 腹脚の鉤爪は先端近くに1歯を有する. 幼虫形態から見た分類上の位置についてはGardner (1946) およびCrumb (1956)の意見があるが, 直ちには採用しがたい.

Japan
Male Genitalia  
References