学名/和名(MJ No.) Narcotica niveosparsa (Matsumura, 1926) シロフクロケンモン,Cat.3455
分布 日本のほか中国から記録がある. 北海道から九州にわたる本土域と対馬に分布するが, 産出量は少ない.
県内の記録
食樹 幼生期は不詳.
発生期 6-9月に出現する.

前翅は黒褐色, 斑紋は不鮮明であるが, 環状紋は白色, 中央に暗色点を表す. 亜外縁部には白色影を混ずる. 一見Acronicta に類似するが, 交尾器の形態 からはこの亜科の他属との近縁関係は認められず,本種の場合は幼虫の発見によって分類上の位置を定める必要がある.
Narcotica Sugi, gen. n. 模式種: Acronyca niverosparsa Matsumura, 1926.

外部形態においては Acronicta およびその近縁属とほとんど差異がないが, ♂交尾器 に重要な差異がある. Uncusは長く, 単状,腹方に湾曲し, 先端には小鉤を有する. Tegumenはやや幅広く, 袋状のPenicu1usを生じ, 刺毛を密生し, 湾曲した帯状の骨片でvinculumと接合する. Valva, 背縁は幅広く骨化し, 遊離した突起を生じ, valvula は膜質, 先端は丸く, satulusはよく発達し, その延長部は先綱となって, valvaの先端近くに達する. Juxtaは底部幅広く, 尾方へ先細となる. Aedeagusは太く短く, 強壮な棒状のspine多数を内蔵する.

標本画像
生態画像
幼虫画像