Species name Spirama helicina (Hubner, 1831) ハグルマトモエ,Cat.4245
Taxonomy  
Geographical
Range
Thailand, Indochina, India, Nepal, Indonesia (Java, Sumatra), China, Taiwan, Japan, Korea, South of Russian Far East (migrant)
日本国内の分布態様と出現期, 越冬態については, S.retorta オスグロトモエについて述べたこととほとんど差異がなく, 大半の産地で両種は混生する. ただし本種は西表島で得られている. 
Distribution map
Biology 食樹についても同様であるが, 本種ではアカシアからの発見例を欠く.
Flying season
Remark

本種においても, 春生, 夏生の2型が認められるが, S.retorta ほど差異は顕著でなく, 特に♀では季節型の区別は困難である. 春生の♂では, 翅表はやや明るい赤褐色を帯び, 巴状紋は充分大きく, ♀と同様に翅頂下から, 前縁と平行する白色影を発する. 後翅は暗色, 比較的横線の明瞭に現れる個体もあるが, その場合でも後翅の横線は鋸歯状とならない. 夏生の♂は, S.retorta の♂と比べて一般に小型であるほか, 区別困難であることが多い. ♀では春生, 夏生を通じて翅表は緑褐色をおび, 斑紋は鮮明, 横線がぼやけることはなく, 後翅亜外縁部の波状線は常に明瞭な鋸歯状を呈し, S.retorta の夏生の♀よりはおおむね小型で, 翅型も若干異なる.  本種の種名にheliccina を用いたのはWarren (1913)に従っており, Hampson (1913) のカタログでretortaとして扱われた種はおおむね本種に該当すると思われる. S.retorta 同様学名の適用にはさらに吟味を要する. 本種の世界的分布についても,ひろくインドから東南アジアにわたると推定されるが, その全貌は筆者には明らかでない. 春型の標本が得られているのは, 日本, 台湾, 中国など東アジアの温帯域に限られている. 和名ヤマトトモエは本種の春型に対し与えられた名である.

Japan
Japan
Japan
Japan
Japan
Thailand
Male genitalia 
Male genitalia 
 Female genitalia 
References  Moths of Thailand Vol 3 page 101