Species name Sinarella rotundipennis Owada, 1982 ヒメクロアツバ,Cat.4569
Taxonomy Korea, Japan (Honshu, Shikoku)
朝鮮半島、本州(青森,秋田,宮城,新潟,福井,岐阜,京都),四国(香川,高知,愛媛)
Geographical
Range
Distribution map
Biology
Flying season 6-7月, および9月に採集され, 年2回発生している.
Remark

開張: 15-20mm. ♂の触角は繊毛状. ♂の前脚は毛束が発達し, ふ節は脛節の鞘状の突起とほぼ同長. 前翅は幅広く外縁は丸味を帯び, 地色は暗褐色, 黒色の内横線は強く波状を呈し細い. 外横線は前縁の黒点から出, 腎状紋の直上から外方に強く曲がり, 以後は波状を呈して下方に向かう. 腎状紋は大きく黒色でほぼ円形となる.亜外縁線は黄褐色,前縁上で翅頂の黒紋に縁どられて明瞭であるが, 以後は不明瞭となり, 外縁線は黒色の点列となる. 後翅は前翅より地色がわずかに淡色となる. ♂交尾器の uncus は細長く, 背縁はわずかに屈曲する. Vinculum は発達しU字形. Valvaの costa から先端が曲がった細長い突起が出, 内面の先端部近くに三角錘状の隆起がある. Aedeaagus は後端に向かって拡大し, 反転した vesica の背面基部に大きな cornutus がある. ♀交尾器のductus bursae は短く, 腹面は三角形に隆起し骨化し, corpus bursae は細長く単純.
Holotype ♂. 新津市秋葉山, 3.VI.1960(丸山滋). NSMT.
Para type 8♂11♀. 下記の産地: - 青森市,VII. 秋田県河野浦,VII. 宮城県温湯, VIII. 新潟県逆巻, 秋葉山, 津川,VII. 福井県鰐淵寺,VII. 岐阜県六ノ里白鳥町, VI. 京都市, VII, IX. 香川県一ツ内, 奥野, VII, IX. 高知県早明浦, IX.愛媛県滑床, Vn. 高知県土佐山田,VI. 本州では主に日本海側で採集されているが, 少ない種である.

Japan
References