開張: 25-31mm. ♂の触角は繊毛状, 各節にある1対の刺毛の基部付近に小突起があり先端から多数の長い繊毛を出し, S.nigripuncta ムモンキイロアツバに較べて繊毛の量ははるかに多い. 下唇鬚および♂の前脚はS.nigripunctaと同様. S.nigripunctaより大型で前翅はやや細長く, 斑紋はS.nigripunctaと同様だが, 前翅の中室からその外方にかけて褐色影が出る. ♂交尾器もS.nigripunctaにきわめて似るが, valva はより幅が広く, costaの骨化した突起の外方に突出部が認められ, 反転したversicaの基部腹面には3本の突起の出る大きい骨片のそばにS.nigripunctaでみられる円形の小さい骨片を欠いている. ♀の交尾器はS.nigripunctaと区別できない.
Holotype ♂. 奄美大島, 瀬戸内町清水, 14.III.1975(渡辺忠武).NSMT.
Paratypes. 16♂10♀. 下記の産地: - 奄美大島, 沖縄本島, 西表島.