Geographical range |
Korea, Japan (Honshu, Shikoku, Kyushu, Tsushima, Yakushima)
本州(秋田, 宮城県以南), 四国, 九州, 対馬,屋久島, 朝鮮. |
Remark |
開張:20-29mm. ♂の触角は繊毛状. 下唇鬚は長く, あまり上反することなく前方に向かい長刀状,
背面は鱗粉に粗く覆われる. ♂の前脚はフジキアツバなどと同様に毛束を欠き,
脛節の鞘状の突起は細長く, ふ節はその約1/5で1節に退化している. 前翅はあまり幅は広くなく,
短い小室を有し, 地色は灰黄白色, 斑紋はほとんどなく, 横脈上に小黒点があり,
亜外縁線も小黒点の列となるが不明瞭. 本種は Roparna のもとに記載された種で,
今まではZanclognatha sp.として正しく同定されたことがなかったものであるが,
表記の属に置かれる. 属 Stenhypena Hampson,1895は
S. adustalis Hampson,1895を模式種とし, 台湾には
S. costalis Wileman, 1916を産する. Herminia にきわめて近縁な属で, 下唇鬚の形態, 前翅の短い小室で区別され得る.
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