Geographical
Range |
Endemic to Japan (Yakushima, Amamioshima, Okinawa, Miyako, Ishigaki, Iriomote,
Yonaguni)
屋久島,奄美大島,沖縄本島,宮古島, 石垣島,西表島,与郡国島 |
Remark |
開張: 18-25mm. ♂の触角は両櫛歯状, その枝は短い. ♂の前脚は毛束を欠き, ふ節は短く鞘状の突起の約1/2. ♂の第4-8腹節の節間膜の側面から細長い鱗毛の束が1対ずつ出, 第8腹板にも同様の鱗毛の束が出る. 前翅は幅広く小室を有し, 地色は灰褐色, 内横線は細く波状を呈するが不明瞭, 腎状紋は横脈上の黒褐色の線とその外方にある黒影からなり丸くなるが , 黒影が出ない個体もあり, 外横線は細く波状であるが不明瞭. 亜外縁線は黄褐色の点列または連続した線となり, 内側は暗色影で縁どられ, わずかに屈曲し, 外縁線は黒褐色の点列. 後翅の地色は前翅より明るく, 後角近くの亜外縁線のみが明瞭に認められる. ♂交尾器の uncus は細長く湾曲し, vinculum の下縁中央は少し突出し, valvaは単純で細長くcostaは骨化し, その先端は中央をわずかに越え, aedeagus は太く円筒状, 反転した vesica の背面基部に大きな骨片がある. ♀交尾器は前2種H. dolosa フシキアツバ,H.innocens シラナミアツバに似るが, ductus bursaeの腹面がより脹み, corpus bursae の刺群はより広く分布する.
Holotype
♂. 奄美大島, 住用村八津野, 19-20.III.1975 (藤巻雄一). NSMT.
Paratypes. 53♂37♀. 下記の産地: - 屋久島,IV-IX. 奄美大島,III,VI. 沖縄本島,III,X. 宮古島, V. 石垣島,
III-V. 西表島, III,VII,IX. 与郡国島, VII,VIII.
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