Species name
Zanclognatha obliqua Staudinger, 1892 ハスオビアツバ,Cat.4545
Taxonomy 
Geographical
range
SE Russia, China, Japan (Hokkaido, Honshu)
北海道では比較的普通に採集され, 最近茨城県菅生沼に少なからず生息することが発見された. 国外ではウスリーに産する.
Distribution map 
Biology
Flying season 6-9月にかけて年2回発生, 1化目はやや大型, 2化目は小型で地色も暗色.
Remark

開張: 20-23mm. ♂の触角は両櫛歯状, その枝は長く, 瘤状の結節はあまり目だたない. ♂の前脚はZ. fumosa ウスグロアツバと同様に特化する. 本種は Zanclognatha の中で特異な斑紋を有し, Epizeuxis のもとに扱われたこともある (井上・杉, 1958; 杉, 1959)が, ♂の交尾器は前種に類似し, ♂の前基節基部の特化した形態も共通し, この2種がきわめて近縁な関係にあることは明らかである. 本種の斑紋は生息環境の明るい湿地草原に適応したものであろう.

 Japan
Japan
 Male genitalia  
References