Species name
Pechipogo strigilata (Linnaeus, 1758) カシワアツバ,Cat.4536
Taxonomy 
Geographical
range
北海道では比較的普通に採集されているようであるが, 本州ではきわめて局地的に分布し, 赤石山脈の山麓の長野県上伊那郡戸台と山梨県芦安で採集されているだけであり, 戸台では普通に得られる. 国外ではヨーロッパからシベリア, ウスリー, アムール, 朝鮮まで広く分布する.
Distribution map 
Biology 幼虫は枯葉を食い, あたえれば生の葉も食う.
Flying season 年2回発生, 1化目はやや大きく6-7月に発生, 2化目は8月に出る.
Remark

開張: 22-29mm. ♂の触角は両櫛歯状, その枝はきわめて短く, 各節の1対の刺毛は強く長く, 瘤状の結節を欠く. 下唇鬚は長刀状, 第2節は長く前方に向かい背面は粗く鱗毛に覆われ, 第3節は第2節の約1/3の長さで斜め上方に向かう. ♀は♂と同様であるがやや短い. ♂の前脚は特化し毛束をそなえ, 脛節の鞘状の突起はやや短く, ふ節は5節で, 第1節が長くなるだけで他はあまり変形しない. 斑紋は不明瞭でやや太く地色は灰褐色, トビスジアツバに似るが後者の横線は細く明瞭で, 下唇鬚は鎌状に上反しており, ♂の前附節は1節に退化している. 交尾器を検討すれば同定は容易.

 Japan
Japan
 Male genitalia  
References