開張: 26-34mm. ♂の触角は繊毛状, 各節の1対の刺毛は内側のものが短く, 中央部やや基右寄りに瘤状の結節があり長い毛束に覆れる. ♂の下唇鬚の第2節は顔面にそって上反し, 第3節は長楕円形で頭頂部に接しその先端部は頸部に達し, 黄褐色の毛束を第2節の末端と第3節の基部から生じる. 通常これらの毛束は下唇鬚および頸板で覆われており, 頭頂および後頭部背面は扁平となっている. ♀の下唇鬚は鎌状に上反し先端はとがる. ♂の前翅は前縁が内方に湾曲し, 裏面に中室まで達する costal fold を有する. ♀の翅型は正常. 前翅の環状紋は黄色の小点となるが不明瞭, 腎状紋は黄色で通常半月状, 外方に褐色影を有する. 亜外縁線は屈曲し, 新鮮な個体には黄色の点列が認められる.