Spesies name Adrapsa subnotigera Owada, 1982 ニセフジロアツバ,Cat.4498
Taxonomy   
Geographical range 大隈半島(九州), 屋久島,奄美大島, 徳之島, 沖縄本島, 九州南部と屋久島で前種と混生し, 屋久島では本種の方が多い.
Distribution map
Biology
Flying season 多化性で5月から11月に採集されている.
Remark

開張: 28-35mm. ♂の触角は単櫛歯状, 中央でわずかに屈曲するが毛束はない. ♀は短い繊毛を有する. ♂の下唇鬚はA.notigeraと同様. 地色は黒褐色. 前翅の表面はやや光沢があり, 斑紋は青鉛色をおびた白色, 内横線は点列となるがきわめて不明瞭, 外横線は強く鋸歯状を呈するが不明瞭で2重の点列として認められ, 環状紋は中室内に微小な点として認められ, 腎状紋もきわめて小さく, 亜外縁線は中室外方の2室でやや明瞭, その外方に白斑を有するが, その他の部分は不明瞭, 縁毛は地色と同じであるが翅頂下の白斑の外方は白色の点列となる. 後翅の外横線は強い鋸歯状を呈し前翅のそれより明瞭, 亜外縁線は白色の点列となる. 裏面の地色は表面よりやや明るく, 斑紋は一層不明瞭となる. ♂交尾器の valva は三角形を呈し先端部は鈍く尖る. Aedeagus は筒状で細く, 腹面先端部に三角形の突起を有する. ♀交尾器の ostium bursae はやや骨化し強く嵌入し内部に1対の楕円形の袋状の突起をそなえ, ductus bursae はきわめて短く, corpus bursae は長楕円形で内部に微細な突起を多数散布する.
Holotype ♂. 徳之島, 三京, 25. VII. 1963 (C.M.Yoshimoto). NSMT.
Paratypes. 19♂ 27♀,下記の地域: - 大隈半島(九州), V,Vm,X.屋久島,V-XI. 奄美大島, VI, VIII, XII. 徳之島, VII. 沖縄本島, VI. 本種の斑紋はA.notigera フジロアツバにきわめて類似するが, 地色がより暗くやや光沢をおぴること, 斑紋は青鉛色を帯びた白であることで区別される. A.notigeraの斑紋は白色で, ♂交尾器も明瞭に異なる.

Japan
Japan
Male genitalia  
 Female genitalia
References