Species name Earias roseifera Butler, 1881 ベニモンアオリンガ,Cat.3986
Taxonomy  
Geographical range 本属中, 東北アジア温帯の特産種の1つ. 沿海州, 朝鮮, 日本に分布, 北海道から九州に至る本土域と対馬および屋久島に産する.
Distribution Map
Biology 幼虫は各種のツツジ類を寄主とし, 本属としては異例の食性と思われる. マユはボート形, 汚灰白色. 主に食樹の小枝上に作られる.
Flying season 少なくとも年2化, 4-9月にわたって出現. 蛹で越冬する.
Remark

下唇鬚は褐色に白色を混ずる. 頭部, 胸背は黄緑色. 前翅は黄緑色, 外縁および縁毛は暗褐色, 1化の標本では翅表中央は濃いピンク色を帯びる. 中室端には暗色点を表すことが多い. 後翅は灰色ないし暗灰色, 縁毛は灰白色. なお西表島産の小型の標本 (♂, 24.VIII.1976, 東清二採集) は下唇鬚, 前脚は紫赤色を帯びるほか, 若干の差異が認められるが, 一応 roseifera に同定しておく. ♂交尾器 参照.

Japan
Japan
 Japan
Japan
Male genitalia 
  Female genitalia 
 Female genitalia 
References 

Kishida Y et al., 2011, The Standard of Moths in Japan II: 187