Geographical range |
China, Japan (Honshu, Shikoku, Kyushu, Tsushima, Yakushima, Amamioshima,
Iriomotejima)
本州(宮城県以南), 四国, 九州, 対馬, 屋久島, 奄美大島, 西表島, 中国に分布する, |
Remark |
夏生は小型で, 翅は橙黄色あるいは淡い橙黄色だが, 春生はそれより大きく, 前縁部を除く前翅, 後翅の前半,腹背が灰色. 極稀には全体的に橙黄色で夏生に近い色彩のもある.
第3化は春生に近い. 前翅後縁の出ばりは弱く, 外縁はツマキホソバより丸味をもつ. 夏生は前種の♀を小型化したような感じだが, ツマキホソバでは前翅のR2はR3+5と有柄,
稀にはわずかに離れ中室から出るが, 本種ではR2はR3+5の柄から遠く離れた中室から出る. 幼虫はワラ葺き屋根, 屋根瓦, 板塀などに生えた苔に寄生し,
昔はしばしば大発生し, 糸をたらして人家内に落下して来るため, 幼虫の刺毛によって皮膚に発疹ができ, 人, ことに農家を悩ませた. ヤネムシ,
イタヤムシ, ジコウボウなどという地方名がある. ♂交尾器参照.
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