44.EPIPYROPIDAE セミヤドリガ科

井上寛

小型, 触角は短く, ♂♀とも両櫛歯状. 単眼, 毛隆, 口吻, 小腮鬚を欠く. 下唇鬚は微小, 脛節の葉状片と距を欠く. 前翅に保帯がない. 全ての脈が独立して中室から出る. CuPは外縁近くで認められる. 後翅の翅刺は短く, ♂♀とも単一, Sc+R1Rsと基部近くで遠く離れる. CuPがあり, A1-2. 幼虫は同翅目に外部寄生し, ごく短期間に蛹化し, 成虫期間も短いので, 1年のうちの大部分を卵で過ごす. 1齢幼虫は脚が発達していて, 艀化すると素早く寄主の体に到達するという. 日本産は次の2種だけしか知られていない. 前翅にR3のあるセミヤドリガはEpipynopinaeセミヤドリガ亜科に, 前翅にR3を欠くハゴロモヤドリガはHeteropsychinaeハゴロモヤドリガ亜科に属する. この科については加藤 (1940) の総説がある.