DMJ No. 43010101
学名/和名
(MJ No.)
Homadaula anisocentra Meyrick, 1922 ネムスガ, Cat.1097
標本画像
生態画像
同定

開張11-15mm. 前翅は鉛色を帯びた灰色, スガ科のYponomeuta 属の種に一見似て, 50個の小黒点を散在するが, それらは翅室内に配列され, 翅脈上にあるYponomeuta 属のとは全く異なる.

Homadaula属は約10種が知られており, ほとんどの種はオーストラリアに, 少数が日本, 中国, アフリカ(スーダン)に分布する. 本属は, これまでスガ科またはハマキモドキガ科に入れられてきたが,ここでは後者に所属させておく. ネムスガの交尾器 は極めて複雑な形状を示し, 含めるべき適切な科が見当たらないし, 脈相 もまた, 決め手となる特徴がない. 吸管は鱗毛がない. 腹部基部の腹板はハマキガ型で, ハマキモドキガ科の特徴を示す. 幼生期では, 幼虫の形態は非常に特異で科の決定は困難であるが, 蛹は腹部に刺状突起列をもち, この形質はハマキモドキガとの類縁関係を思わされる.

分布 本州, 四国, 九州, 中国に分布するが, 移入されて北アメリカにもいる.
発生期 近畿地方では年2世代, 蛹で越冬し, 1世代の成虫は5月末から7月初めに, 2世代のは8月中旬より9月に羽化, 2世代の幼虫は9月中頃から10月中頃に蛹化する. 蛹化は幼虫の巣内に白色のマユを作り行われる.
食樹・幼生期 幼虫はネムノキの葉間に集団で巣を張り, 葉を枯らすので被害は人目を引く.
幼虫画像