DMJ No. 11070501
学名/和名
(MJ No.)
Monopis pavlovskii (Zagulajev, 1955) マエモンクロヒロズコガ, Cat. 0717
標本画像
生態画像
同定

開張11-20mm. ♀は大型. 前翅は前縁部に1/3から翅頂前に至る大白紋をもち, 中室端に半透明紋を有する. 前翅の脈R5M1は有柄, M1は外縁に終わり,M3CuA1は有柄でCuA2と中室下角同一点から出る.
Monopis
属は前翅の中室は短く, 翅長の1/2前後, 中室端に半透明部を有する. 前翅は12脈またはM1M2の合一による11, 中室上縁部は弱く, R2は通常上月より出, R3R4は分離または有柄, R4R5は分離または有柄, R5M1は分離または有柄, M1は時に前縁で終わる. M3-CUA2の形状により本属は2亜属に分割される. 即ち, M3CuA1は有柄, その柄がCuA2と有柄, 分離または同一点から出るのはMonopis, これらの3脈が分離するのは Monopina である. 後翅は8, 全脈が分離,しかしM1M2は時に有柄である. ♂交尾器はTinea 属に似るが, gnathos の基部ははなはだ広い. 本図鑑に扱った2種はともにMonopis 亜属に入る.

分布 我が国では早春から晩秋まで各地に普通である. 国外ではユーラシア, アプリか南北アメリカ, 台湾, フィリピン, インドネシア, ニューギニア, サモア, ハワイなどに分布. 鳥の巣や動物の皮, 死骸等を食するが, 我が国では生態はよくわかっていない.
発生期
食樹・幼生期
幼虫画像