DMJ No. 07010219
学名/和名
(MJ No.)
Nemophora staudingerella (Christoph, 1881) ウスベニヒゲナガ, Cat.0056
標本画像
生態画像
同定

開張17-20mm. 頭頂毛は黄土色ないし黄色. 触角は長く, ♂では前翅長の4倍に近く, ♀では約1.8, その基方約3/5は太く黒い. 前翅の約3/5にある黄土または濃黄色の横帯は, 両側に暗褐に細く縁取られたナマリ色光沢ある淡紫色線をもちこれより外方は暗褐または暗紫褐色で, その基方の黄色部は横線となるもの, 外方が鋸歯状となるもの, 長く広い縦線を出すものなど個体変異が多い. Japonica Stringer, suzukiella (Matsumura), syn. n., teshionis (Matsumura), syn. n., sapporensis (Matsumura), degeerella (Linnaeus), f. ogawawarai (Matsumura), syn. n. はいずれも本種のシノニムである. 福岡県柳河から記載されたtakamukuella (Matsumura)(Cat. 55) も本種のシノニムかもしれない.

分布 北海道, 本州, 四国, 九州の各地に普通で, 5-7月に出現する. 国外ではサハリン, シベリア東部に分布する.
発生期
食樹・幼生期
幼虫画像