クワトゲエダシャク Apochima excavata (Dyar, 1905)

科:シャクガ科(Geometridae) エダシャク亜科(Ennominae)

属:Apochima Agassiz, 1847

【旧名,別名,害虫名,同定ミスなど】 クハトゲエダシャク

[講談社大図鑑:CAT.2832 / Plate:99:14(♂)]
[保育社蛾類図鑑:1429]
[北隆館大図鑑:154:5]

【開張(mm)】 39-41

【分布】 北海道,本州,九州;朝鮮

【本州四国九州における記録確認済都府県名】 富山,岐阜

【レッドデータブック】 宮崎県:情報不足(DD)

【成虫出現月】 3-4

【幼虫食餌植物】 クワ科:クワ、バラ科:リンゴ(※KD)、マメ科:フジ(※KS)、バラ科:ソメイヨシノ(※YY-184)

【終齢幼虫体長(mm)】 40

【掲示板から一言】 元来名前の通りクワの害虫として知られていたが、養蚕の衰退などの要因が重なって激減、ここ数十年はまともな記録がほとんど無く超珍品となってきた。帰化生物の可能性を示唆する人もいるが、素性ははっきりしない。オカモトトゲエダシャクに似るが、本種の方が全体的にくすんだ感じで、後翅内側の赤茶色い部分は目立たない。【成虫写真1】は2004年3月29日、長野県下条村にて。

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【成虫♂写真1】
成虫♂写真1

【成虫写真1】
成虫写真1

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